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羽毛布団を販売しない理由

羽毛布団は軽くて暖かく、確かにいい布団です。私たち布団の洗濯屋が毎日洗う布団の半分以上は羽毛布団で、布団の王様と云ってもいいかと思います。
しかし平成29年の現在で考えると大きな問題があります。

  1. 羽毛より安くていい布団が出来ています
  2. 羽毛布団は複雑すぎます
  3. 羽毛布団は蒸れて寝難い
  4. 羽毛布団の洗濯
  5. 羽毛布団特有の「臭い」
  6. 羽毛布団の寿命
  7. 羽毛布団の価格の高騰
  8. 羽毛ふとんの打ち直し
  9. 筆者の体験談

1:羽毛より安くて良い布団が出来ています。

木綿布団や羊毛ふとんが全盛の10年くらい前までは確かに羽毛布団は王様でした。
しかし技術は日進月歩、確実に進歩しています。
布団も決して例外ではありません。

羽毛を超す、安くて寝心地のいい布団が出来ています。

問題は多くの人はそのことを知らないと云うことです。
しかし布団を「健康の道具」として考えるなら、
ぜひ知っておくべきだと思います。

このサイトを利用して、あるいはネットで調べればたくさんの資料があります。
ぜひその事実を知って頂きたいと思います。

2:羽毛布団は複雑すぎます。

A 料金

羽毛布団は1枚が数千円から、100万円を超すものも珍しくありません。

これだけの価格の幅があって、
どれが適正な布団か分りますでしょうか?

安すぎる「粗悪品」と高すぎる=「無駄」な布団が多いと云うことです。

しかし、その適正な価格を見つけることは至難の業です。
羽毛布団は避けることをお勧めします。

B 羽毛の種類

羽毛はグース(がちょう)とダック(あひる)の2種類があります。
大半が輸入品ですが、産地国はアジアや北欧など幅広くまたがっています。

これらの種類と産地国によって、実に大きな価格差があります。
アイスランド産のアイダーラックと呼ばれる羽毛が最高品質で100万円を超すものがほとんどと云われています。

問題はその必要性です。

それだけ高いものが必要でしょうか?
健康に良いでしょうか?
寿命が長いでしょうか?

これらは見ても、触っても、寝てみても、その差は先ず分らないと思います。
(極度の違いのものを除けば)

羽毛布団は避けることが賢明だと思います。

3:羽毛布団は蒸れて寝難い

羽毛布団は蒸れて困る。 有名なことなのでご存知の方は多いと思います。

【理由】

羽毛布団の側生地は「ダウンプルーフ加工」と云って繊維に高熱をかけて、プレスで 押し潰して繊維の糸同士を密着してあります。

羽毛は、側生地の織り目から羽毛が抜け出る大きな弱点があります。 これを防止するために特別な加工がされているのがダウンプルーフ加工です。 ダウンプルーフ加工された生地は空気が通らない、つまり風船と同じです。
人は寝ると必ず汗をかきます。その汗は出来るだけ早く布団の外に出さないと、寝苦しくなることは容易に分ると思います。

※ 羽毛布団に馴れてしまうと、蒸れは分らない人もいると思います。 ぜひ他と比べてみて下さい、簡単に分りますから。

4:羽毛布団の洗濯

羽毛ふとん 家で洗うのは至難の業

お布団は毎日使もの。
メンテナンス性はとても気になりますよね?

そのお布団はご自宅で簡単に洗えるでしょうか?
もし羽毛布団であれば「NO」です。

もちろん、やってできない事はありません。
方法は少し調べればネット上にも紹介されています。
しかし、相当な覚悟と時間が必要となる上に結果は完全に自己責任です。

生地が破ける心配はもちろん。
乾燥が上手くいかず生乾きの羽毛の臭いを想像して下さい。
そのまま放っておくとカビが生えてしまう事もあります。
そんなお布団を掛けて眠ることなどできませんよね?

クリーニングに出せば4,000円~6,000円が相場です。
ご家庭でカンタンに洗濯できればそれは必要のないコスト。

羽毛布団ではなく「洗える掛け布団」の方がいいと思いませんか?

5:羽毛布団特有の「臭い」

気になる・・・羽毛の臭い

独特な臭いのする羽毛布団
当然価格によって臭い方にも差があります。

新品の時は臭わなくても使いはじめてしばらくしてから
臭いを感じ始める場合もあるようです。

臭いというのは特に個人差が強く、全く気にならない方もたくさんいらっしゃいます。
でも臭いに敏感な方に羽毛布団は決しておすすめできません。

しかも羽毛の臭いが気になるからと専門店にクリーニングを依頼しても
ほとんどの場合は解決しません。

問題は羽毛ふとんの製造工程時に存在し
購入した後ではお布団の中身を入れ替えでもしない限り、抜本的な対策とはならないからです。

羊毛の入ったお布団にも臭いはやはり存在します。

ほとんど臭いのしない「化繊の掛け布団」がいいのではないでしょうか?

6:羽毛布団の寿命

羽毛の吹き出しが寿命のサイン

どのような物にも寿命があり、羽毛布団もやはり寿命が存在します。

羽毛ふとんの寿命は使用環境、商品の価値により大きく変わります。
早い物は2,3年。長い物では10年を超える物もあります。

では寿命を判断するポイントはいったい何でしょう?ポイントは2つあります。

  1. 寒いと感じるようになる
  2. 羽毛の吹き出しが目立つ

寒いと感じるからには理由があります。
羽毛がへたっているか量が減っているからです。

へたっているだけであればクリーニングで解決する場合もあります。
しかし量が減っては完全に寿命です。

「羽毛が減る」という事は2番の理由「羽毛の吹き出しが目立つ」事に強い関係があります。

今ご覧頂いているこのページの項目3 「羽毛ふとんは蒸れて寝難い」
こちらで紹介したダウンプルーフ加工
使用していると段々とこの加工はとれていき、生地のあちこちから羽毛が吹き出す事があります。
また生地の縫合部分、いわゆるキルティングの部分から吹き出す事もあります。

汗などで著しく汚れた羽毛ふとんは最悪、生地が損傷し羽毛が飛び出すことも。

そしてなんといっても羽毛布団を使う上で困ったことは
他の様々な掛け布団と比べ
中綿の吹き出しの問題があまりにも顕著であることです。

当店は布団のクリーニング屋です。
平成29年の今まで何十万枚の布団を洗ってきましたが。

中綿の吹き出しが問題となっているお布団は
「羽毛布団」以外はまず見たことがありません。

それほど羽毛の吹き出しが大きな問題である事をよく知っておいて下さい。

7:羽毛布団の価格の高騰

価格の高騰原毛羽毛の価格が高騰している事をご存じでしょうか?

簡単にいうと、羽毛の採取量は減っているのに「買いたい」人が日本のみならず、世界中で増えているのです。

A:海外の食生活の変化

主に欧米で食用としての「水鳥」の副産物として採取されていた羽毛ですが 嗜好がかわり水鳥自体を食する機会が減り、それに伴い羽毛の採取量も減っています。

B:中国での需要の増加

元々人口の多い中国。生活が豊かになった事もあり、たくさんの人たちが羽毛製品を求めるようになりました。

C:円安による輸入価格の上昇

日本では羽毛を自給できません。 1ドルが80円から120円になれば輸入コストは1.5倍上昇した事になります。

これらの問題以外にも、複雑な社会問題等も絡み「羽毛製品」の混迷はこの先も止むことは無いでしょう。つまり原毛羽毛の価格が下がる事は考えにくい状況です。

ただでさえ高い羽毛布団の価格は、今後も上昇を続けるでしょう。

8:羽毛布団の打ち直し

布団の打ち直し価格の上昇に伴い、羽毛布団の打ち直し。いわゆる「羽毛布団のリフォーム」が脚光を浴びています。

このサービスは、今お持ちの羽毛布団から中身の羽毛を取り出し。 全く新しい側生地に入れ替えてしまう方法です。

羽毛製品の寿命として最もわかりやすいのは、側生地の劣化による羽毛の吹き出しです。

劣化した側生地は交換でき、なおかつ愛用の羽毛をそのまま使用できる。

一概には言えませんが、リフォームの費用がかなりかかるので(3万~10万程度) 数十万円で購入した羽毛布団であれば(もちろん、まっとうな販売店で購入したことが前提ですが)その価値があるかもしれません。

ただし気を付けて下さい。 この羽毛布団のリフォームもやはり業者によって値段がまちまちです。

なぜそんな高い値段がついたのだろう? そこまでする価値がるのだろうか?

布団のクリーニングを行う私のお店のお客さんからも、最近色々な話をお聞きします。

実際に羽毛布団のリフォーム工場も見学した事があるので断言できますが業者によってかなり仕上がりに差が出ると思います。

なんといっても価格が安くありません。 本当にリフォームがふさわしいか? お客様自身での判断はとても難しい問題だと思います。

その一方、羽毛布団以外に安くていいお布団があるのがご存じでしょうか? リフォーム、打ち直しを検討されている方は是非、当店の掛け布団も見て頂ければと思います。

9:筆者の体験談

筆者も長く羽毛布団を使っていました。

しかし2009年、あるきっかけでダクロン綿と云う名前の布団を使いました。

そこで初めて羽毛布団の問題に気が付きました。

それまでは羽毛布団は最高の布団で、まったく問題はないと思い込んでいたので、まさか!と驚いたことを鮮明に覚えています。

羽毛よりはるかに「安くていい布団」があることが分ったのです。

しかもその布団の値段は、今までの羽毛布団の1/5ほどの低価格でしたから、オーバーですが衝撃的な思いでした。

そのときの詳しいデータがありますので、ぜひ参照してください。
これはその当時、当社の布団クリーニングサイトに
「トリビアの泉」と云う「布団と健康に関する投稿ページ」があるのですが
そこにその出来事を投稿していたものです。

トリビアの泉 2010/2/25号
http://www.ai-clean.com/kmn/28.html

ここでみて頂きたいのは、その時間の差です。

※ トリビアの泉に発表・・・・2010年2月25日。
※ 布団の販売を開始・・・・・2013年の初めです

つまり布団を売るために申し上げているのではなく、
逆にこのことがきっかけになって自社で布団を作ろうと云うことになったものです。
ぜひこの順番をご理解頂きたいと思います。

平成29年の現在では羽毛布団は避けるべきだと声を大にして申し上げます。

布団が羽毛しかないのでしたら別ですが。

当店のお奨めの布団がこちらです。

羽毛布団の通販

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